橋梁

これまでの橋、これからの橋

我が国の近代橋梁建設は、当初は欧米からの技術協力のもと鉄道橋を中心に建設が始まりました。その後、関東大震災後の隅田川橋梁群に代表される復興橋など着実に国産の技術力を高めていき、戦後を経て特に高度経済成長期には、世界に類を見ないスピードで多くの橋梁が建設されてきました。本四架橋をはじめとして、今や我が国の橋梁建設技術は世界一といわれるまでに発展しています。しかしながら、ここ20年余りの長い景気低迷、少子高齢化、人口減少などの社会情勢の変化により、これまでのような新たに建設する橋梁は、少なくなってきた一方で、まもなく建設から50年以上の橋梁が国内の約70万橋ともいわれる全橋梁数の過半数以上となろうとしています。これらの橋梁の老朽化に対する長寿命化への対応が喫緊の課題となっています。そこで、わが社では、これまでの橋に求められてきました新たに建設する橋の技術力はもちろん、これからの橋に求められているCIM、維持管理技術などの向上にも絶え間ない努力をしています。

橋梁の実績表(代表事例)

橋梁名 路線名 業務箇所 業務概要
新恵比寿歩道橋 市道1-12号線 笛吹市石和町東油川地内 プレテンション方式PC2径間連結T桁橋 橋長44.5m 幅員3.8m
新宮原橋 市道宮原2号線 甲府市宮原町地内 鋼単純合成鈑桁橋 橋長31m 幅員15.8m(標準部)
新油川歩道橋 市道新油川橋線 甲府市西油川町地内 鋼2径間連続非合成鈑桁橋 橋長69.5m 幅員3.8m
柳沢橋 市道上町小瀬5号線 甲府市小瀬町地内 プレテンション方式PC単純床版橋 橋長17.8m 幅員8.2m
新猿橋歩道橋 県道小和田猿橋線 大月市猿橋町地内 鋼逆ローゼ桁橋 橋長43.93m 幅員2.05m 歩道床版取替