BRIDGE
橋梁
これまでの橋、これからの橋
我が国の近代橋梁建設は、当初は欧米からの技術協力のもと鉄道橋を中心に建設が始まりました。その後、関東大震災後の隅田川橋梁群に代表される復興橋など着実に国産の技術力を高めていき、戦後を経て特に高度経済成長期には、世界に類を見ないスピードで多くの橋梁が建設されてきました。本四架橋をはじめとして、今や我が国の橋梁建設技術は世界一といわれるまでに発展しています。しかしながら、ここ30年余りの長い景気低迷、少子高齢化、人口減少などの社会情勢の変化により、これまでのような新たに建設する橋梁は、非常に少なくなった一方で、2032年には建設から50年以上の橋梁が国内の約73万橋ともいわれる全橋梁数の60%以上となろうとしています。これらの橋梁の老朽化に対する長寿命化への対応が喫緊の課題となっています。そこで、わが社では、これまでの橋に求められてきました新たに建設する橋の技術力に加え、これからの橋に求められている長寿命化に向けた保全技術、CIM、維持管理技術などの技術研鑽・向上にも絶え間ない努力を続けています。
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